まずは、猫に牛乳を与えていいのでしょうか?
まず、猫に与える際に注意を要するものの中に、「牛乳」があります。問題なのは「乳糖」。猫は、牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が少ないのだそうです。子猫など、牛乳をよく与えられている、そんなイメージがありますが、注意が要るようです。人間でも牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう人がいますが、これは乳糖が原因。猫の場合でも下痢をしてしまう場合があるということです。
猫には猫用のミルク(乳糖の量が少なくしてある)が販売されているのです。
(参考)花王ホームページ http://www.kao.co.jp/pet/cat/jiten/category04/001.html
ヨーグルトを与えていいのでしょうか?
さて、次に猫にヨーグルトはどうなのでしょうか?ヨーグルトはヒトの食べ物の知見から、猫にもヨーグルトを与えると便秘に効果がありそうな気がしますが、どうなのでしょうか?
牛乳と比べて、ヨーグルトでは乳糖が30%程度分解されて(少なくなって)いるとのことです。したがって、ヨーグルトでは、牛乳よりも下痢をしにくくなっているそうです。
(参考)明治ホームページ http://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/know/knowledge/ingredients_carbohydrates/
ヨーグルトの腸への働きは?
ヨーグルトが腸に与える良い影響とは、ビフィズス菌による腸内細菌の状態の正常化です。善玉菌と悪玉菌の割合を整えるというものです。腸内フローラとも呼ばれます。ヨーグルトに期待されるのは、腸内フローラの正常化によって、腸の働きが正常にもどり、便秘が解消されるというものです。猫の場合も、なんだか、人間と同じようにヨーグルトが便秘に効きそうに思ってしまいます。
まとめ。ヨーグルトの便秘への効果は?
上述のように、猫には乳糖を分解する酵素が人間より少ないということなので、牛乳よりは乳糖の少ないヨーグルトを与えるのはあまりよくなさそうですね。
ヨーグルトに期待するのは、整腸作用なので、猫には、猫用の整腸剤を与えるのがいいでしょう。
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