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老猫と便秘

老猫、高齢猫が多くなってきました。便秘対策をしましょう


数十年以前から飼い猫の置かれる状況が大きく変わりました。現在では飼い猫の栄養状況も改善し、また健康への配慮(動物病院での診療、薬の発明)が大きく高まったことから、長生きする猫が増えてきました。

昔は、病気になると動物病院で診てもらうことも今と較べれば少なく、例えばフィラリア予防なんてこともほとんどしていませんでした。また、比較的自由に外を遊ばせていて、どこかに行ってしまって交通事故に会って死んでしまった、ということも多いパターンでした。
現在では、15才を超える飼い猫はザラにいます。 老猫(高齢猫)の定義ははっきりしていないようですが、7才を超えるとシニア猫、12才ぐらいを超えると老猫と呼ぶようです。

 

老猫と病気

老猫になってくるとさまざまな病気が起こるようになってきます。これは人間と一緒で、飼い主にとっては受け入れ、一緒に付き合っていかないといけないものです。老猫がかかりやすい病気としては、次のようなものが知られています。

<老猫・高齢猫がかかりやすい病気>
・慢性腎不全
・排便、排尿障害
・前立腺肥大
・甲状腺機能
・歯周病
・乳がん
・行動の異常

上記リストの2つ目の排便障害とは、いわゆる便秘を指しています。

 

老猫と便秘

ネコはもともと便秘になりやすい動物です。ストレスを受けたり、衰弱したりすればすぐに便秘になってしまいます。また、グルーミング(体をなめる)をするので、毛が消化器官にたまり、毛玉症となって便秘を引き起こすことも知られています。
ネコにとって便秘は、老猫になってくるとよく起こりやすい病気として認識されています。高齢化にともなう便秘の発生は人間でも知られていますが、これは猫でも同じように発生するようです。

便秘というとあまり深刻に思わないかもしれません。しかし、老猫を飼ったことのある飼い主であればご存じのように、とてもよく起こる不具合で、日々の心配事の一つです。飼い猫は家族も同然ですから、たとえば3日も便が出ないとなれば大変なことです。すぐになんらかも対処をすることになるでしょう。長期間にわたって便秘が続けば、動物病院で摘便を行うということにもなります。

老猫の便秘の原因とは?

老猫が便秘になりやすい原因について、あげてみました。

(1)老化のため、腸の動き(ぜん動運動)が弱まるため。
(2)歳をとると運動をしなくなるため。
(3)脱水症状。

(1)老化すると、体の働きがどうしても衰えてきます。外面的な筋肉が落ちてくるといったこと以外にも、内蔵の働きも若いときと比べると悪くなってきます。腸のはたらきも同じように老化とともに悪くなってくるのです。ぜん動運動とは、腸が動いて、腸の中のものを下流(肛門)の方に移動させる働きのことをいいます。このぜん動運動が弱まれば、やはり、便秘をひきおこす要因となります。老猫の場合、この腸の動きの弱まりも考慮して、老猫用のフードを選んであげることが必要です。

(2)老猫になると、活動が少なくなります。一日中、猫がじっとしていることもめずらしくはありません。人間の世界でもよく言われるように運動をすることは、内蔵の働きを助けます。老猫にむりやり、運動をさせるということはなかなか難しいのですが、運動をするようにさしむけるような工夫は便秘改善にはよい影響を与えます。

(3)水分は必要です。

 

老猫の便秘と対応策

重篤な病気は動物病院でみてもらうしかありませんが、老猫の便秘については起こるものとして、普段から、便秘対策を行うことが大切でしょう。

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